ハイブリッド&エコカー用のオイル
|ハイブリッド車やエコカー用のエンジンオイルとは?
近年増加しているハイブリッド車やエコカー(省燃費性能が高い車両)に使用するエンジンオイルは、従来の自動車のエンジンオイルと比較し、どんな違いがあるのでしょうか?
実はエンジンオイルとしては、従来の自動車用と大きな違いはありません。
特にエコカー(省燃費性能が高い車両)に関しては、エンジンオイル粘度が抵抗となりパワーロスしないように、低粘度オイルが指定されています。ですので、メーカー指定粘度の低粘度オイル(一般的には、0W-20が多いですね)を使用すれば何の問題もありません。
さて、ではハイブリッド車ではどうなのでしょう?ハイブリッド車では、普通車よりもエンジンが動いている時間が短いため、油温が上がりにくい、という特徴があります。そのため、ハイブリッド車に高粘度エンジンオイルは不向きなのです。高粘度エンジンオイルはターゲットとしているエンジンの発熱量が高いことが前提となっていますので、エンジン発熱量の低いハイブリッド車への使用は控えた方がいいでしょう。
・高温側のSAE粘度が 40、50、60 などのエンジンオイルの使用は控えましょう。
次に、ハイブリッド車は普通車と比べるとエンジンを停止、再始動させることが多いですね。
エンジンが停止状態では、エンジン内部でエンジンオイルの循環も停止します。そこでエンジン停止時には、有機モリブデンという添加剤が固体となり金属と金属の摩擦を抑える機能を果たしています。いわゆるドライスタート性能です。
有機モリブデンに関しては、API規格 SNグレード の製品では、すべてに添加されています。ですから、特にハイブリッド車用のエンジンオイルだけに有機モリブデンが配合されている訳ではありません。あえてハイブリッド車専用オイルということであれば、この有機モリブデンの配合量を増やしているエンジンオイルが適合すると思います。
ちなみに、TAKUMIモーターオイルのHYBRIDシリーズには、この有機モリブデンの配合量を増やし、ハイブリッド車向きの特性に仕上げています。
ぜひ一度ご検討してみてください。
ハイブリッド車用のエンジンオイルのお話は如何でしたでしょうか。ハイブリッド車とはその名の通り、エンジン+電気モーターが動力となっている自動車です。とはいえ、エンジン自体は普通の自動車と同じものが付いています。過度に高価な専用品などを使用する必要はありませんね。ハイブリッド車で飛ばす方はぜひTAKUMIモーターオイルをご使用ください。