なぜ「自分」でオイル交換をするのか?DIYの価値
ネット通販専門ブランドとして成長したTAKMOのお客様の多くは、ご自身で作業を完結させる「DIY派」です。これには単なるコスト削減以上の価値があります。
- コンディションの把握:抜いたオイルの色、粘度、混入物の有無を直接確認することで、エンジンの健康状態を診断できます。
- 作業精度の担保:ドレンボルトの締め付けや清掃など、自分の納得がいくまで丁寧に行うことができます。
- 愛着の醸成:自ら手を下すことで、機械としてのクルマへの理解が深まり、安全意識も向上します。
1. 完璧な作業のための「環境」と「ツール」
オイル交換は難しくはありませんが、危険を伴うことも事実です。特にジャッキアップし、車体の下に潜り込むシーンでは、不安定な作業環境は事故に直結します。
最適な作業場所
「水平かつ強固な地面」が絶対条件です。アスファルトやコンクリートの上を選んでください。土や砂利の上では、数トンに及ぶ車重を支えるジャッキが沈み込み、重大な転倒事故を招く恐れがあります。地震のリスクなどもありますので、決して侮ってはいけません。
プロが推奨する必須道具一覧
| 道具名 | 役割と注意点 |
|---|---|
| TAKMOエンジンオイル | 車両指定のSAE粘度(0W-20, 5W-30等)を準備。 |
| 油圧ジャッキ&ウマ | ウマ(リジットラック)は必ず2本1組で使用。 |
| メガネレンチ | 14mmや17mmが主流。ボルトをなめにくい6角推奨。 |
| 新品ドレンパッキン | 使い捨てが原則。オイル漏れ防止の要。 |
| 廃油処理箱 | 自治体の廃棄ルールを事前に確認。 |
2. 実践:エンジンオイル交換の手順〔下抜き編〕
作業前に5分ほどアイドリングを行い、オイルを温めてください。熱力学的に温度が上がるとオイルの粘度が低下(流動性が向上)し、エンジン内部の汚れ(スラッジ)を抱き込んだまま効率よく排出できるようになります。ただし、走行直後の過熱状態(80℃以上)は火傷の危険があるため、適温まで冷ますことが肝要です。
STEP 1:ボンネット開放と空気の通路確保

車内のオープナーでボンネットを開け、オイルフィラーキャップ(注ぎ口)を緩めておきます。これは流体力学における「サイフォンの原理」の逆で、上部を開放することで気圧差をなくし、下からの排出をスムーズにするためです。また、万が一キャップが固着して開かない場合、オイルを抜いた後に「オイルが入れられない」という詰み状態を防ぐリスク管理でもあります。
STEP 2:ジャッキアップと物理的な安全確保

ジャッキアップポイントに正確にジャッキをかけ、持ち上げます。ここで絶対に忘れてはならないのが「リジットラック(ウマ)」の設置です。油圧ジャッキは構造上、シールの破損などで突然下がることがあります。数トンの車体の下に潜る際、自分の命を守るのはジャッキではなく「ウマ」です。荷重をウマに預け、車体を揺らして安定を確認してください。
STEP 3:ドレンボルトの取り外しと廃油

オイルパンの底にあるドレンプラグを確認します。メガネレンチをかけ、反時計回りに回します。最初は固いですが、インパクトを与えるように「コンッ」と力を入れるのがコツです。ある程度緩んだら手で回します。ボルトが外れる瞬間にオイルが勢いよく飛び出すため、受け皿の位置を予測して配置しましょう。化学物質である廃油が直接肌に触れないよう、ニトリル手袋等の着用を強く推奨します。
STEP 4:パッキンの交換とボルトの締結

オイルが完全に抜けきるまで10分ほど放置します。この間にドレンボルトを清掃し、パッキンを新品に交換します。パッキン(ワッシャー)は締め付けられることで「塑性変形(元に戻らない変形)」を起こし、金属同士の隙間を埋めて密閉します。再利用はオイル漏れの最大原因です。締め付けはトルクレンチがあればベストですが、無い場合は「座面が当たってから手応えがグッと重くなる位置」を目安にします。締めすぎはオイルパン側のネジ山を破壊(せん断故障)させるため、注意が必要です。
STEP 5:車体の水平出しとオイル充填

一度ウマから降ろし、車体を水平に戻します。ここからが最も楽しい時間、TAKMOの新品オイルの充填です。規定量を一気に入れるのではなく、まずは8割程度を注ぎます。添加剤を使用する場合は、この時点でオイルジョッキへ添加しておきます。オイルジョッキを使い、異物が入らないよう細心の注意を払いましょう。”愛車を守る品質。”をエンジン内部に流し込む、至福の瞬間です。
STEP 6:レベルチェックと仕上げ

フィラーキャップを閉め、一度エンジンを始動。1分ほどアイドリングさせてオイルをオイルフィルターや油路へ循環させます。停止後、数分待ってからオイルレベルゲージを確認します。「L」と「F」の間に油面があれば成功です。最後にドレンボルト周辺から漏れがないか指で触れて確認し、清掃して完了です。
3. 廃油の処理と環境への配慮
抜き取ったオイルは適切に処理しなければなりません。多くの自治体では「廃油処理箱(吸わせるタイプ)」を燃えるゴミとして出せますが、地域により異なります。ガソリンスタンドや整備工場で引き取ってもらえる場合もあります。私たちは、美しい地球環境を守ることも、持続可能なカーライフには不可欠だと考えています。
あなたの愛車に最適なオイルを見つけませんか?
「私の車、この走行距離ならどの性状を重視すべき?」
そんな疑問があれば、ぜひTAKMO公式サイトからお気軽にお問い合わせください。
開発チームが、あなたの車種と走行スタイルに合わせた「究極の1缶」をアドバイスします。
“愛車を守る品質。”
TAKMO(旧TAKUMIモーターオイル)では、レース用から街乗り用、旧車用まで豊富なラインナップで、お客様の好みに合うエンジンオイル・ギアオイルを各種取り揃えています。
【ラインナップの一部をご紹介】
MICRO TITANIUM MELT(マイクロチタン)シリーズ
5W-30/5W-40/10W-55/15W-60
マイクロチタンシリーズは、高品質なベースオイル贅沢に使用し、スポーツ走行からサーキット走行まで耐えうる性能を与えられています。そこに更にマイクロチタン技術によるエンジン保護性能をプラスし、耐久性の向上をも達成。
そのフィーリングは、日常のドライブから長距離クルージングまで、エンジンの「上質さ」を極限まで高め「究極のしなやかさ」を目指したオイルです。高性能エンジンオイル+マイクロチタンによる潤滑性能とエンジン内部クリーニング作用をプラス。愛車を気持ちよく、長く乗りたいユーザー様やハイスペックなお車にお乗りのユーザー様に最適なエンジンオイルです。
X-TREMEシリーズ(高粘度エンジンオイル)
0W-40/5W-50/10W-40/10W-60
高回転を多用する乗り方、スポーツカーでサーキットを攻める!という方は、燃費よりもパワーが出せ、かつエンジン潤滑保護力が高い高粘度エンジンオイルがお勧めです。ハイパワー車、高性能車、サーキット走行に求められる「極限の純粋な力」追求したモデル。
愛車本来のエンジンパフォーマンスを発揮したい方に最適です。省燃費性能や強い清浄作用をお求めの方には不向きです。
高粘度というのも、あくまでSAE粘度10~20番アップが限界だと考えてください。それ以上の硬いオイルを使用するとオイルの粘度にエンジンパワーが負けてしまい、エンジン回転数の上昇が遅くなりクルマが重く感じるようになります。
5W-30 → 5W-50 or 10W-40 or 10W-50
もちろん、チューニングを施して、エンジンパワーを上げている車両はこの限りではありません。
0W-16/0W-20/0W-30 (低粘度エンジンオイル)
燃費を重視する乗り方や、始動性が気になる方、国産の高年式スポーツカー(メーカー指定粘度が0W-16/0W-20/0W-30)にお乗りの方は、こちらの低粘度エンジンオイルであるHYBRIDシリーズがお勧めになります。
新型車はぞくぞくと0W-20の粘度指定が増えています。0W-16や0W-20で物足りなさや低粘度すぎる!と感じられる方には、0W-30がお勧めとなります。
ちなみに、HYBRID(ハイブリッド)と言うネーミングですが、ハイブリッド車用と言う訳ではなく、2種類のベースオイル(Gr.3+Gr.4)にハイブリッド処理を行い、製品化したことから名付けられました。ハイブリッド車以外にも使用できます。
また、アメリカ石油協会が認証する世界的なエンジンオイル規格である【API規格】を正式に取得しており、安心してご使用になれます。

HIGH QUALITYシリーズ(中粘度エンジンオイル)
5W-20/5W-30/5W-40/10W-40
普段は街乗りでサーキットには行かないけど、たまにアクセル多めに踏むよ、という方で、コスパの良い高品質な「万能スペック」エンジンオイルを使いたい!というユーザー様へ最適なエンジンオイルです。
エンジンオイルに求められる性能をバランスよく配合しており、粘度ラインナップも豊富なため、ご自身のおクルマに最適な選択が可能です。
HYBRIDシリーズ同様に、アメリカ石油協会が認証する世界的なエンジンオイル規格である【API規格】を正式に取得しており、安心してご使用になれます。
当社の主力製品でもあります。
「解説は読んだけど、やっぱり自分で選択するのは不安だ…!」という方へ!
TAKMO(旧TAKUMIモータオイル)では皆さまに合ったオイルや添加剤に関するアドバイスを受け付けております。
こちらのリンク【適正オイルのご質問】よりお気軽にお問合せください。
TAKMO(旧TAKUMIモータオイル)では、高性能ギアオイルもご用意しております。
75W-90/75W-140/85W-140
一般走行からスポーツ走行まで使用可能なMULTI GEAR シリーズは、主にマニュアルトランスミッションに使用される【GL-4規格】と、主にディファレンシャルギアやトランスファーギアに使用される【GL-5規格】をラインナップ。製品容量も使用しやすい2L缶をご用意しております。
また、より過酷なモータースポーツに使用される方のために、RACING GEAR シリーズもご用意。より高粘度かつ極圧性能を高めたモデルであり「75W-140」と「85W-140」をラインナップしています。用途に合わせての選択が可能です。
他にも更に
”愛車を守る品質。” の各種添加剤をラインナップ。エンジンオイルや燃料に添加剤を使用することで、ご自身の好みや目的に合わせてエンジンオイルをチューニングすることが可能です。DIYでのクルマいじりの楽しみも増えます。
TAKMOでは、2輪バイク用のオイルも人気。JASO(日本自動車技術会)が定めた4サイクル二輪車用エンジンオイルの規格であるMA2規格を正式認証しています。マニュアルトランスミッションの2輪バイクに採用される湿式クラッチ搭載車に適しており、高性能な【MA2規格】と一般向けの【MA規格】に分類されますが、TAKMOではより高性能な【MA2規格】を採用しています。
粘度ラインナップはカブなどの小型バイク用に「GP RIDER 5W-30」、中型~大型バイクのツーリング用途に「GP PREMIUM 10W-40」、中型~大型バイクのスポーツ走行向けに「GP RACING 10W-50」をご用意しています。TAKMOは、あらゆるライディングシーンに応えていきます。
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