第2戦〜リタイアの危機を乗り越え、7位完走

第2戦〜リタイアの危機を乗り越え、7位完走

Hitotsuyama Racingは、2024年5月24日から26日、静岡県の富士スピードウェイで開催されたENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE 第2戦「NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース」のST-Zクラスに参戦しました。

トップ争いを演じるさなか、マシントラブルでリタイアの危機に直面した#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4でしたが、メカニックの懸命な作業によりコース復帰を果たし、7位完走で24時間の戦いを終えることができました。

公式予選

今シーズンからMercedes-AMG GT4でST-Zクラスに参戦しているHitotsuyama Racingは、富士の第2戦にドライバー6名体制で臨みました。AドライバーからDドライバーは順に山脇大輔、ショーン・ウォーキンショー、ジェームス・プル、川端伸太朗で開幕戦と同じ顔ぶれ。これに、全日本ラリー選手権やKYOJO CUPで活躍する女性ドライバーの平川真子をEドライバーに、2023年にFORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP(フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ)でシリーズチャンピオンに輝いた小川颯太をFドライバーにそれぞれ迎え、24時間の長丁場に挑みます。

昼ごろから徐々に青空が広がりはじめた富士スピードウェイでは、5月24日12時に公式予選が始まりました。開幕戦とは異なり、この第2戦ではAドライバーとBドライバーの合算タイムにより決勝のスターティンググリッドが決定します。まずはAドライバーの山脇が15分間のセッションに挑み、計測2周目にマークした1分50秒676がベストタイムに。そして、Bドライバーの予選では、ウォーキンショーが計測2周目に1分48秒917を叩き出し、さらに計測5周目に1分48秒446までタイムを縮めました。

この結果、A/Bドライバーの合算タイムはクラス10番手、総合18番手となり、決勝では19番グリッド(1番グリッドは空き)からのスタートが決まりました。

このあと、Cドライバー予選でジェームスが1分50秒117、Dドライバー予選では川端が1分50秒062で規定タイムをクリア。さらにA〜Dドライバー予選のあとにはEドライバーの平川とFドライバーの小川がフリー走行に参加し、小川が1分50秒169をマークしています。

決勝

上空を雲で覆われた富士スピードウェイでは、25日15時ちょうど、ローリングスタートにより24時間にわたる戦いの火蓋が切られました。#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4はウォーキンショーがスタートを担当。オープニングラップで順位を1つ上げると、その後も着々とポジションアップを果たし、20周目にはクラス4番手と、順調な滑り出しを見せます。その後、ピットストップをはさんで、ウォーキンショーはクラス3位にポジションを上げ、いつでもトップを狙える状況をキープします。

まもなく18時というところで、93周を終えたウォーキンショーが山脇にドライバー交替。3位でコースに復帰した山脇はMercedes-AMG GT4を巧みに操り、上位のポジションを守ります。そして19時30分過ぎ、山脇からマシンを託された小川はクラス5番手でコースに戻ると、ときおり1分49秒台のタイムをマークしながら速いペースで周回を重ねていき、187周を終えた21時近くにはクラストップに踊り出ました。

196周を終えた21時15分ごろには川端にドライバー交替。クラス3番手でコースに復帰した川端は、トップの#885 シェイドレーシング GR SUPRA GT4 EVO、2番手の#22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CSと数秒差に迫り、首位争いが激化していきます。ところがその矢先の203周目、川端がドライブする#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4にトラブルが発生。パワーステアリングが動かなくなり、その後、エンジンがストップしてしまいます。300Rの内側にマシンを停めた川端は、チームのサポートを受けながら必死で再スタートを試みますが、エンジンが息を吹き返すことはなく、やむなくオフィシャルの手でマシンをリペアエリアまで移動。そこでメカニックが原因究明を図り、センサーの損傷を突き止めます。

パーツを交換して、川端とマシンをコースに送り出したのはトラブル発生から約2時間20分後の0時前。トップから71周遅れの8番手までポジションを落とした#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4は、優勝戦線からは離脱したものの、ひとつでもポジションを上げるべく、速いペースで周回を重ねていきます。このころには雨が降り出していましたが、川端はスリックのまま周回を続け、1時半前、247周を終えたところでジェームスに交替。チームはタイヤをレインに替えてジェームスをコースに送り出しました。ジェームスは上位のマシンと互角あるいはそれを上回るラップタイムで走行し、ピットストップ後のスティントでクラス7番手に浮上。4時20分過ぎ、331周を終えたところでウォーキンショーに交替しました。

その後は、ウォーキンショー、山脇、小川がそれぞれダブルスティントを走り、残り2時間半、576周を終えたところでジェームスにバトンタッチ。この時間帯の#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4はギアボックスに不安を抱えていましたが、ジェームスはそれを労りながら、マシンを無事にゴールへと導きました。最終的にはトップから69周までギャップを縮め、657周の7位で完走を果たしました。

夜間のトラブルで大きく順位を落としたものの、それまではトップ争いを演じ、速さを見せることができた#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4。この経験を自信に変えて、次の第3戦オートポリスでは表彰台を狙いますので、引き続き応援をよろしくお願いします!

2024年開幕戦〜Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4がデビュー戦で6位フィニッシュ