第3戦〜終盤に怒涛の追い上げをみせ、今季ベストの4位入賞

第3戦〜終盤に怒涛の追い上げをみせ、今季ベストの4位入賞

Hitotsuyama Racingは、2024年7月27日~28日に大分県のオートポリスで開催されたENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE『第3戦 スーパー耐久レース in オートポリス』のST-Zクラスに参戦し、今季最上位となる4位入賞を果たしました。

公式予選

オートポリスは、標高約800mのところに位置し、コースの高低差も非常に大きいことが特徴。さらに今大会は7月下旬の開催ということもあり、両日とも厳しい暑さの中で走行セッションが進められました。第1戦SUGOで6位、第2戦富士で7位に入ったHitotsuyama Mercedes-AMG GT4は、今回も山脇大輔/ショーン・ウォーキンショー/ジェームス・プル/川端伸太朗と不動の布陣で5時間耐久レースに挑みました。

午前中に行われたフリー走行ではウォーキンショーと川端が走行し、セッティングの確認などを行いました。今季は開幕戦からライバルの車両が速さを見せており、このセッションでのベストタイムはウォーキンショーが記録した2分01秒495がチームベストとなり、クラス11番手で終えました。

13時35分から行われたGr.1のAドライバー予選には山脇が出走。積極的にタイム更新を狙い、2分00秒312を記録しました。その後も周回を重ねてタイム更新を狙いましたが、自己ベストタイムには届かず、ST-Zクラス9番手でセッションを終えました。

続くBドライバー予選ではウォーキンショーがタイムアタック。早い段階で1分57秒679を出し、トップから1.2秒差に詰め寄るタイムを記録しました。しかし、今回のST-Zクラスはタイム差が拮抗しており、Bドライバー予選も9番手で終えました。

AドライバーとBドライバーのタイムを合算した総合結果では3分57秒991で総合16番手、クラス9番手のポジションを手にしました。

予選ではライバルに先行される形となりましたが、長丁場の決勝レースに向けて着実に準備を進めてきたため、日曜日はチーム一丸で追い上げを目指します。

決勝

朝から青空が広がったオートポリスは、決勝日も気温が上昇し真夏のコンディションでレーススタートを迎えました。予想以上の暑さということもあってか、スタート前のグリッドでトラブルを修復しようと試みる車両も何台かおり、暑さへの対応など懸念事項もある中で、5時間レースが始まりました。

11時04分ごろにグリーンシグナルが点灯し、決勝が始まります。総合16番グリッドからスタートしたHitotsuyama Mercedes-AMG GT4は、山脇がスタートを担当。序盤からライバルと接近戦のバトルを繰り広げました。

なんとか前のマシンに食らいつこうとする山脇は、スタートから40分が経過した20周目の時点でクラス10番手を走行。その後、レース開始から1時間が経過するところで他車のアクシデントが発生し、セーフティカーが導入されました。これにより、ライバルとの差を一気に縮めることができました。

このセーフティカー中に1回目のピットストップを済ませ、山脇からプルに交代。12時24分にレースが再開されると、48周目にクラス7番手に浮上しました。

プルは順調なペースで42周を走破し、開始から3時間手前の78周目にピットイン。ここでウォーキンショーがマシンに乗り込みます。レース後半で暑さも厳しい時間帯でしたが、ウォーキンショーはトップと変わらぬ良いペースで周回し、他車が先にピットインしている間に順位を上げて、一時はクラス4番手を走行しました。

ゴールまで残り50分を切った117周目に3度目のピットストップを敢行。川端がアンカーを務めます。クラス5番手でコースに復帰したHitotsuyama Mercedes-AMG GT4はレース最終盤でさらにペースアップ。前のマシンとの差を縮めていき、チェッカーまで残り15分を切った138周目に1台をオーバーテイクして4番手に浮上します。

川端は、そのままの勢いで表彰台圏内を走るライバルとの差を縮めていきますが、逆転は叶わず。それでも今季の最上位となる4位でレースを終えました。

今回は後方からのスタートとなりましたが、チーム全員で追い上げて掴み取った4位入賞という結果に、ドライバーやチームスタッフたちは満面の笑みを見せていました。

次戦は9月7日にモビリティリゾートもてぎで第4戦を迎えます。引き続き応援をよろしくお願いいたします!

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