2025年10月26日、岡山県・岡山国際サーキットで開催された「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 第6戦 スーパー耐久レースin岡山」に、Hitotsuyama RacingがメルセデスAMG GT4でST-Zクラスに参戦しました。
シリーズも終盤を迎え、チームは確かな手応えを感じながら挑んだ今大会。予選では9番手スタートとなりましたが、決勝ではドライバー3名が安定した走りを見せ、終盤には5位までポジションを上げる力走を見せました。
しかし、ゴールまで残り30分というところで電気系トラブルが発生。惜しくもリタイアという結果に終わりました。それでも、マシンセットアップの完成度やピット戦略、ドライバーのパフォーマンスなど、チーム全体の成長が感じられるレースとなりました。
難しい路面コンディションの中、予選9番手で決勝へ
岡山大会の予選日は、午前中の雨により路面がウェットから徐々に乾いていくという難しいコンディションで行われました。
Hitotsuyama Racingの#21 Mercedes-AMG GT4は、Aドライバーの山脇大輔選手、Bドライバーのショーン・ウォーキンショー選手、Cドライバーのアレッサンドロ・ブレッサン選手の3名体制で挑戦。
予選では山脇選手が1分37秒709で9番手、続くウォーキンショー選手が1分36秒572で7番手タイムをマークし、A/B合算でST-Zクラス9番手スタートとなりました。
マシンはシーズンを通じての熟成が進み、セッティングも安定。レース本番に向けて順調な仕上がりを見せていました。

激戦の決勝、見せ場を作るもトラブルで無念の結末に
決勝は午後1時30分スタート。天候は回復しドライコンディションでのレースとなりました。
スタートドライバーのウォーキンショー選手は、オープニングラップから順位を上げて8位に浮上。さらに力強いオーバーテイクで7位を奪取し、序盤から白熱のバトルを展開しました。
その後のピット戦略では、左側タイヤ2本のみ交換する省タイム作戦を採用。2回のピットストップを経て、終盤にはブレッサン選手が5位まで順位を押し上げます。
しかし、残り30分の時点で車両の電圧が急低下。無線やパワーステアリングが作動しなくなるトラブルに見舞われ、ピットで緊急対応を行うも再発。惜しくもリタイアとなりました。
最終的に94周を走破しましたが、完走条件を満たせず正式リザルトは「DNF(リタイア)」となりました。

次戦・富士でのリベンジへ
岡山戦では完走こそ逃したものの、チームの課題克服や戦略面での進化が大きく感じられる一戦となりました。
Hitotsuyama Racingのメンバーたちは、この悔しさを糧に最終戦・富士での上位フィニッシュを目指しています。
今後も「#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4」への応援をよろしくお願いいたします。

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