2021 第2戦~2021 AUTOBACS SUPER GT Round2FUJI~
予選
決勝
予選後、チームはエンジンの載せ替えを行い、午後11時頃には作業が完了しました。
それでも、決勝前のウォームアップ走行で確認するまでは不安は拭えません。
しかし、幸いにもエンジンを載せ替えたマシンには従来のパワーが戻り、
チームは気持ちを切り替えて、決勝に臨むことになります。
前日同様、好天に恵まれた富士スピードウェイでは、午後2時30分、2周のフォーメーションラップののち、
500kmの決勝レースが始まりました。
2回のピットストップが義務づけられるこのレースで、Audi Team Hitotsuyamaは川端がスタートを担当します。
第1スティントを短めにし、タイヤを無交換とする作戦のもと、川端はタイヤを温存しながら着実な走りで徐々に
ポジションをアップしていきます。
20周を終えた時点で川端は22位まで順位を上げ、次の周にピットストップ。篠原にマシンを託します。
篠原が担当する第2スティントでは、燃料を満タンにしたマシンで、できるだけ多くの周回を重ねるという作戦です。
篠原は安定したペースで走りを続け、各マシンがひととおり1回目のピットストップを終えた時点では19位。
タイヤ無交換作戦の成果が現れたといえます。
その一方で、マシンのバランスに苦しみ、決勝のラップタイムは上位勢から1秒近く遅く、
上位進出は厳しいという現実に直面していました。
その後、篠原は計39周を走り、ドライバー交替のためにピットに向かいました。
ここでニュータイヤへの交換と給油作業を行い、ふたたび川端がコースへ。
マシンのバランスがいまひとつ良くない状況は変わりませんでしたが、それでも川端はミスなく周回を続け、
最終的にはスタートから12ポジションアップの17位で、無事完走を果たしました。
ドライバー 川端伸太朗のコメント
ドライバー 篠原拓郎のコメント
チームの地元のサーキットということでポイントを持ち帰りたい気持ちは強かったのですが、
ラップタイムがライバルに対して及んでおらず、そこをしっかり改善していく必要があります。
次の鈴鹿は、Audi R8では初走行なのですが、Audi RS 3 LMSで参戦したTCRジャパンシリーズでは優勝経験もあるので、
とても楽しみにしています。