第4戦〜表彰台に迫る4位でフィニッシュ
Hitotsuyama Racingは、2024年9月7日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されたENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE 第4戦「もてぎスーパー耐久 5Hours Race」のST-Zクラスに参戦しました。
クラス9番手からスタートした#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4は、着実なレース運びで終盤には4位に浮上。最後は3位の背後に迫りましたが、7秒480及ばず4位でフィニッシュ。次戦に向けて、念願の表彰台獲得への手応えを得ることができました。
公式予選
決勝
予選終了から1時間40分後には、決勝レースに向けてスターティンググリッドへの試走が始まり、厳しい暑さのもと、12時30分にはフォーメーションラップが始まりました。ライバルの多くがプロのレーシングドライバーをスタートに起用するなか、#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4はジェントルマンドライバーである山脇がスタートを担当しました。
ローリングスタートにより戦いの火蓋が切られた決勝は、このところGT3マシンを駆り他のレースで経験を積んできた山脇が、着実なドライビングで安定した周回を重ねていきます。Aドライバーの山脇には、今回75分の規定走行時間が課されていますが、スティント後半はAドライバーのなかでは最速タイムをマークしたり、ときにはプロドライバーとほぼ同じペースで周回するなどして、その成長ぶりをアピール。そのまま36周、約80分をしっかりと走り切り、プルにマシンを託しました。
リアタイヤ2輪を交換し、クラス9番手でコースに戻ったプルは、さっそくクラス8番手を走る#26 raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4に迫っていきます。当初2台には17秒以上の差がありましたが、ときおり2分4秒台の速いペースを続けるプルは、56周を終えた時点でその差を10秒以下とし、さらにその10周後には#26 Z NISMO GT4の背後にぴったりと迫りました。しかし、#26 Z NISMO GT4のドライバーは百戦錬磨の荒 聖治選手だけに、その後数周にわたるテールトゥノーズのバトルでもプルのオーバーテイクを許しません。そこでチームは70周を終えたところでプルをピットに呼び込み、ドライバーをウォーキンショーに交替させ、レースの流れを変えることにしました。
タイヤ4輪を交換してコースに復帰したウォーキンショーはこの時点で8番手。77周目には、篠原拓朗選手に変わった#26 Z NISMO GT4をオーバーテイクするなどして6位にポジションを上げると、84周目には#52 埼玉 GB GR Supra GT4をかわして5位に浮上。その後も反撃に勢いは衰えず、ライバルとのピットインのタイミングに違いもありましたが、107周目以降はクラス2番手を走行し、110周を終えたところで、川端にドライバー交替しました。
リアタイヤ2輪を交換した#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4でコースに向かった川端は、その時点でクラス5番手。4位の#22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CSとは約10秒の差です。川端は2分3秒742のチームベストを叩き出す速さで先行する#22 Cayman GT4に迫り、#22 Cayman GT4がピットストップしたあとには3番手を走る#20 NANIWA DENSO TEAM IMPUL Zを追う展開に。レースは残り30分、2台のギャップは17秒ほどでしたが、川端は今シーズン初の表彰台獲得に向け、周回を重ねるごとに#20 IMPUL Zとの差を縮めていきました。最後は7秒480まで詰め寄りましたが、5時間が経過した決勝レースはここでチェッカードフラッグが振られ、#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4は4位でフィニッシュしました。
あとわずかというところで惜しくも3位は逃しましたが、表彰台獲得へまた一歩近づいた#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4。次戦の鈴鹿こそはMercedes-AMG GT4とともに今シーズン初の表彰台を狙いますので、引き続き応援をよろしくお願いします!