第4戦〜藤井優紀がSunday Seriesを制し、開幕戦富士の雪辱を果たす
Saturday Series/Sunday Series 1 Qualify
Saturday Series Final
速さはあるものの、Saturday Seriesではそれが結果につながらなかった藤井でしたが、決勝レース後に2020シリーズのチャンピオンを獲得した篠原拓朗選手からアドバイスを受けるなどして、本来の走りを取り戻していきます。
Sunday Seriesの決勝レースに先立ち、同日午前8時30分から15分にわたって行われた予選では、セッション前半に3番手となる2分2秒723を叩き出し、さらに後半には篠原選手の持つ2分1秒726のコースレコードに迫る2分1秒898をマーク。#97 塩津選手にはコンマ702秒及びませんでしたが、藤井は2番グリッド、フロントロウからのスタートを手に入れました。
Sunday Series 1 Final
曇り空のもと、午前11時25分から20分プラス1周の決勝レースが行われました。
藤井はこの日も会心のスタートを決め、ポールポジションの#97 塩津選手をかわし、ホールショットを奪うことに成功。
その後、3コーナーでハーフスピンを喫しますが、それでもなんとか態勢を立て直してトップを守ります。
その直後、後続のマシンが3コーナーでクラッシュし、コース上で停止してしまったことからセーフティカーが導入されます。この時点で、ポールポジションの#97 塩津選手は5位まで順位を落としていましたが、その実力からすれば、再スタート後に藤井に迫ることは明白です。
富士の開幕戦では、トップ争いを演じながら再スタート時にセーフティカーを追い抜いてしまうミスで表彰台を逃した藤井に対して、チームからはとにかく落ち着くようにとアドバイス。レースは5周目に再スタートとなり、トップを走る藤井はしっかりとポジションを守ります。
一方、後方の#97 塩津選手は6周目には3位、7周目には2位にポジションを戻し、藤井との差を縮めていきましたが、藤井はファイナルラップとなる9周目まで#97 塩津選手を抑え切ることに成功。これにより見事優勝を遂げ、開幕戦富士の雪辱を果たしました。