NSX(NA2)の性能を維持する!C32Bエンジンオイル選定

NSX(NA2) C32Bエンジンの特性と魅力

日本の自動車産業が世界に誇るスーパースポーツ、ホンダ・NSX(NA2型)は、その卓越した走行性能と革新的なエンジニアリングにより、世界のスポーツカー市場において今なお伝説的な地位を築き上げている珠玉の名車です。1990年代から2000年代にかけてスポーツカーの概念を根底から覆し、パフォーマンスと日常の使い勝手を極めて高い次元で両立させたパッケージングは、30代から40代の熱狂的なスポーツカー愛好者や、趣味としてサーキット走行を楽しむシリアスな層から絶大な支持を集め続けています。自動車工学的な観点からこのNA2型NSXを分析すると、その圧倒的なドライビングプレジャーの核となっているのが、ミッドシップにマウントされた3.2L V型6気筒自然吸気パワーユニット「C32B」エンジンです。

 

搭載されるC32B型エンジンは、総排気量3179ccのV型6気筒DOHC24バルブ自然吸気エンジンであり、ホンダがF1で培ったレーシングテクノロジーが惜しみなく投入されています。このエンジンの最大のハイライトは、内径93.0mm×行程78.0mmという過激なショートストローク設計(ボアストローク比1.19)にあります。ピストンの往復運動にともなう慣性応力を物理的に極限まで低減させることで、最高許容回転数(レブリミット)を8000rpmという、大排気量マルチシリンダーとしては異例の超高回転型設計を可能にしました。さらに金属材料学的なブレイクスルーとして、量産市販車としては極めて希有な「特製チタン合金製コンロッド」を全面的に採用。これにより、従来の鉄製コンロッドに比べて重量を約30パーセントも削減し、超高回転域における激しい引張荷重や圧縮荷重に耐えながら、鋭いスロットルレスポンスと息を呑むような回転上昇を実現しています。

この軽量高剛性なパワーユニットの魅力を決定づけているのが、ホンダの代名詞であるVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)です。油圧を動的なトリガーとして低回転用カムと高回転用カムをインテリジェントに切り替えるこのシステムは、日常域の扱いやすさと燃焼効率を担保しながら、約6000rpmを境に牙を剥くハイカム領域へと変貌します。切り替わった瞬間からレブリミットまで、乾いた咆哮のようなレーシングサウンドを響かせながら、最高出力280馬力(206kW)/7300rpm、最大トルク304Nm(31.0kgf·m)/5300rpmを一気に解き放ちます。世界初のオールアルミモノコックボディによる軽量なシャシー、そしてコックピット背後にエンジンを配置するミッドシップレイアウトがもたらす理想的な重量配分と相まって、コーナリング時の中立的なステア特性と路面に吸い付くような圧倒的な走行安定性を発揮し、ドライバーへ極上の走行体験を提供します。

 

C32B型V6エンジンにおける流体潤滑上の工学的課題

  • 超高回転時のクランクメタルへの面圧:8000rpm巡航時、ピストンの往復運動による遠心力と慣性応力は天文学的な数値に達し、コンロッドメタルやクランクベアリング(メタル軸受)に対して流体油膜を限界まで押し潰そうとする強大な剪断力が加わります。
  • ミッドシップ特有の強い横Gとオイルの偏り:NSXが発揮する高いコーナリング限界性能は、旋回時にオイルパン内部のエンジンオイルを重力によって片側へと激しく偏らせます。ウェットサンプ方式において、吸い込み口(ストレーナー)のエア噛みを防ぎ、常に安定した圧送油圧を維持するためには、気泡の発生を抑える優れた消泡性とタフな油膜保持能力が必須です。
  • VTEC機構の精密な作動環境:VTECのカム切り替えは、エンジンオイルの圧力を物理的なアクチュエーターとして駆動させるため、オイルの粘度低下やスラッジの堆積は正確なバルブ同調を狂わせ、性能低下や動弁系の破損リスクに直結します。

 

NSX(NA2)が提供する走りの優位性は、高度なバランシングによって成り立っています。しかし、リッターあたり約88馬力を発生するこの超高回転型ピュアスポーツユニットをトラブルなく安全に維持し、ドライバーが安心してそのポテンシャルをフルに解放するためには、過酷な内部環境に適合する適切な潤滑マネジメントが絶対に欠かせません。超高温下でも油膜破断を起こさない強靭な剪断安定性と、動弁系を正確に作動させるための安定した油圧維持能力を持つ高品質なエンジンオイルの選定が不可欠なのです。

新車充填エンジンオイルとメーカー指定オイル

NSX(NA2)のC32Bエンジンを常にクリーンで理想的な状態に保ち、その鋭いスロットル応答性を維持するための第一歩は、ホンダが新車開発時に設定した流体潤滑の基本基準を正しく満たすことにあります。メーカーが指定する標準的なエンジンオイル粘度グレードは「5W-30」であり、新車時にもこの動粘度バランスが採用されています。この指定粘度は、V型6気筒特有のクランク軸受負荷やVTEC動弁系の摺動抵抗を最小限に抑えつつ、過酷な高回転巡航時においても部品を摩耗から守る必要十分な流体油膜の厚みを確保できるように、流体潤滑理論に基づいて極めて緻密に計算されています。

SAE粘度表記における「5W」の流体特性は、低温環境下におけるオイルの圧送流動性(低温ポンパビリティ)を示しています。5Wという優れたグレードは、冬場のマイナス30℃という極寒の環境であってもオイルが凝固せず、セルモーターへの粘性負荷を減らして滑らかなクランキングを可能にします。これにより、クランクケースの底からシリンダーヘッド最上部の動弁系やVTEC機構へ瞬時にオイルを供給し、エンジン始動直後に最も発生しやすいとされる金属同士の直接接触(ドライスタート摩耗)を物理的に防止します。一方、後半の「30」は、暖機が完全に完了した状態(100℃)での動粘度を表しています。超高回転域(最高8000rpm)において金属パーツをフローティングマウントするための必要十分な油膜厚さを維持しながらも、オイル自体のフリクションロス(引きずり抵抗)を最小限に抑制。街乗りからスポーツ走行までスムーズなエンジン回転と高い燃費効率を高度に両立させます。

ただし、近年は走行距離が伸びている車両も多くなっています。そこでお勧めなのがエンジンオイルの高温側の粘度アップです。

HIGH QUALITYシリーズ 5W-40【SQ規格】の卓越した基本性能

日常の市街地走行から高速道路での快適なクルージングまで、コンディション良好なNSXの心臓部をスマートに保護するストリートオイルとして推奨されるのが、TAKMOカープロテクションズの「HIGH QUALITYシリーズ 5W-40【SQ規格】」です。この製品は、精製過程で不純物を極限まで排除し、化学的に分子構造を均一に整えた高品質な100%全合成油(Full Synthetic)をベースオイルとして贅沢に使用しています。不純物を多く含み分子サイズが不ぞろいな鉱物油とは異なり、高温下での熱分解や、超高回転域の摺動面で発生する激しい物理的せん断力に対して非常に強い耐性を持っています。

 

TAKMOカープロテクションズは、過酷なモータースポーツの現場を最高の実験室として位置づけ、レース経験を通じて蓄積された動的データをもとに先進の添加剤化学を投入することで、エンジンオイルの品質向上を絶えずめざしています。さらに、製品の製造プロセスにおいては、国際的な品質マネジメント規格である「ISO9001」認証を取得した国内の最先端工場での完全オートメーション製造を採用。人的エラーやロットごとの品質バラつきを完璧に排除し、高度な品質管理体制のもと一貫生産されています。この高度な自動化による生産効率の向上と、中間流通マージンを完全に排除したWEB通販特化のD2C直販モデルを構築したことで、製造コストの大幅な低減に成功。ユーザーに対して高品質な全合成オイルを「良心的な価格」で提供することを実現しました。高負荷条件下でも優れた性能を発揮し、愛車の健康状態を維持するための頼れるパートナーです。

エンジンオイルのAPI規格進化とSQ規格の特徴

自動車用エンジンオイルの品質や性能レベルを客観的に評価する上で、APIアメリカ石油協会)規格は世界中で最も広く信頼されている重要な国際指標です。この規格は、自動車メーカーによるエンジンの製造技術の進化や、排出ガスのクリーン化、地球環境負荷を低減するための国際規制の強化に追従する形で、時代とともに厳格にアップデートされてきました。従来の最高規格であった「SP規格」は、最新の直噴ダウンサイジングターボエンジンにおけるLSPI低速早期着火現象)の抑制やタイミングチェーンの摩耗防止性能を満たすために策定された基準でした。

そして2026年、環境性能への要求が極限まで高まる現代において、潤滑工学のさらなる進化として最高規格である「SQ規格」が新たに導入されました。SQ規格に適合するオイルは、従来のSP規格と比較して「高温酸化安定性」および「動的耐摩耗性能」の基準値が大幅に引き上げられています。化学的な視点からアプローチすると、長時間の超高回転走行の使用にともないエンジン内部が非常に過酷な超高温状態に達した場合でも、進化した高分子酸化防止剤の働きによりオイル分子の熱酸化劣化(酸化)を最小限に抑制。高温下でのスラッジ(油泥)やピストンリング周辺へのデポジット(堆積炭化物)の発生を物理的にシャットアウトします。これによりエンジン内部の清浄性を高く維持し、油圧変化に敏感なVTEC機構のスムーズな切り替えをサポート。燃費効率の改善や摩擦軽減、そしてエンジンの長寿命化を高次元で両立させます。

SQ規格の持つ完全な下位互換性
この最新SQ規格が持つ極めて大きなメリットは、これまでのSM規格、SN規格、SP規格といった従来のすべてのAPI規格に対して完全なバックワードコンパチビリティ(下位互換性)を持っている点です。そのため、従来の規格が指定されているNSX(NA2)のC32Bエンジンに対しても何ら問題なく、むしろ過去の規格に依存することなく最新の技術を享受し、非常に高い安全マージンを持って安心して使用することができます。

TAKMOカープロテクションズのHIGH QUALITYシリーズ5W-30【SQ規格】は、この最新の技術基準に逸早く適応した高性能オイルです。高度に配合された摩擦調整剤の働きにより、シリンダー壁面とピストンリングの間のフリクションを極限まで低減。C32B特有のシャープな吹け上がりレスポンスと、スムーズな回転フィーリングを劇的にサポートし、ユーザーの求める高品質なドライビングエクスペリエンスを提供します。詳細な性能や潤滑メカニズムを深く理解したい方のために、「SQ規格についてもっと知りたい方はこちら」から高度な専門情報にアクセスすることも可能です。 

もっと知りたい方はコチラ

走行距離10万キロ以上の車両におすすめのオイル

ホンダNSXはそのオールアルミボディの頑丈さとエンジンの精度の高さから、適切なメンテナンスを行っていれば、総走行距離が10万キロ(100,000km)を超えても現役で俊敏なサーキット走行を楽しむことが可能です。しかし、自動車工学および動的金属摩耗の視点から客観的に見ると、10万キロ以上のタフな距離を走破したC32Bエンジンの内部には、経年変化に伴う確実な物理的変化(メタルクリアランスの拡大)が発生しています。

長年にわたる何千万回、何億回におよぶピストンの高速往復運動や超高回転時の強い慣性ストレスにより、ピストンリングとシリンダー内壁の摺動面はマイクロメートル単位で摩耗し、新車時よりも金属部品間の隙間(メタルクリアランス)がわずかに拡大します。このクリアランスの拡大は、燃焼室内の気密性を低下させ、シリンダー圧縮圧力の低下を招きます。その結果、トルク感の減少やアクセルに対するレスポンスの悪化、ひいては燃費悪化を招く原因となります。さらに、未燃焼ガスが隙間からクランクケース側へ吹き抜ける「ブローバイガス」の量が増大し、オイル自体の酸化劣化やスラッジの発生を急激に加速させます。また、バルブステムシールなどのゴム製部品が長年の熱負荷で硬化することで、シリンダー内にオイルが吸い上げ・吸い下げられるオイル上がり・オイル下がり現象が発生しやすくなり、オイル消費量の増大を招きます。

マイクロチタンシリーズ 5W-40による多走行車のアンチエイジング

このような走行距離10万キロを超えた高性能高回転型エンジン特有の課題を根本から解決するために開発されたのが、TAKMOカープロテクションズの「マイクロチタンシリーズ 5W-40」です。この製品は、過酷な経年変化に直面しているエンジンに対し、流体特性と化学技術に基づいた2つの強力なアプローチを施します。

 

アプローチ 物理的・化学的効果
1. 高温側粘度の適正化
(30から40への変更)
高温時の動粘度特性を一段階引き上げることで、摩耗によって広がったシリンダーとピストンの隙間に厚くタフな油膜を形成。優れた「密封(シール)作用」を発揮して燃焼室の気密性を高め、低下していた圧縮圧力を回復させて本来の力強いトルク感を呼び覚まします。また、ブローバイガスの発生やオイル上がりを物理的に抑制し、冷間スタート時のエンジン保護力を強化します。
2. ナノチタンテクノロジー
マイクロチタン配合)
オイル中に配合された最先端の有機チタン化合物(マイクロチタン)が、極めて高い摩擦と熱を感知して金属接触面(境界潤滑領域)に瞬時に吸着。ナノレベルの強固な「自己修復型保護膜」を金属表面に形成します。目に見えない微細な摩耗凹凸を平滑化し、金属同士の直接接触を遮断。長距離走行にともなう内部部品の摩耗を最小限に抑え、エンジンの長寿命化を強力にサポートします。

このマイクロチタンシリーズ 5W-40は、40番という高い粘度油膜によってエンジン内部を強力に保護しながらも、チタン分子の優れた固体潤滑効果(フリクションモディファイア特性)により、内部のフリクション抵抗を劇的に引き下げています。そのため、粘度を上げた際に発生しがちな「エンジンのもたつき」を一切感じさせず、C32Bならではの軽快な高回転レスポンスと高い省燃費性を維持することができます。一般的に、走行距離が長いエンジンはより多くの熱を生成する傾向がありますが、この高粘度全合成オイルは高温下でも優れた粘度を保ち、熱を効果的に管理してエンジンの冷却を助けます。また、高度な添加剤配合によりエンジン内部のクリーンさを保ちながら、酸化を防ぎ、スムーズな始動と安定したアイドリングを実現。ISO9001認証工場での厳格な品質管理体制のもと、最先端のオートメーション技術を活用して製造されるこの高品質なオイルは、高走行距離車両のオーナーが愛車を長く健康に保ち、安心して長期間ドライブを楽しむための理想的な選択肢です。

NSX(NA2)の最適な使用方法とエンジンオイル選び

 

NSX(NA2)は、その卓越した基本骨格とミッドシップレイアウトのエレガントなデザインの恩恵により、日常の通勤や買い物といった日常使いから、週末のロングドライブ、ワインディングロードでの爽快なコーナリング走行、さらにはクローズドコースでの本格的なサーキット走行まで、幅広い場面でその真価を発揮できる万能な高性能スポーツカーです。しかし、それぞれの走行シーンにおいてエンジンや駆動系にかかる物理的・熱的な動的ストレスの性質は大きく変化します。愛車の健康を守りながらそのポテンシャルを100パーセント安全に引き出すためには、ドライビングスタイルや環境変化に応じた論理的なオイル選定が必要です。


日常の買い物や通勤、週末のドライブを通常のコンディションで楽しむシチュエーションにおいては、スムーズな加速と優れた省燃費性能を最優先するため、標準指定粘度である「HIGH QUALITYシリーズ 5W-30」がベストな選択となります。冷間始動時の流動性に優れるためフリクションロスを徹底的に低減し、C32Bのスムーズな作動と快適なドライビングをサポート。優れた燃費効率を実現します。しかし、週末に遠出して峠道でのアグレッシブなハンドリングを楽しんだり、スポーツ走行を頻繁に行ったりするシーン、あるいは走行距離が10万キロを超えた車両には、優れた耐摩耗性と酸化安定性を兼ね備えた「マイクロチタンシリーズ 5W-40」や「10W-55」が大きなアドバンテージを持ち、高温時にも安定した粘度を保持してエンジンの負荷や損傷を劇的に軽減します。

さらに、本格的なレーシングコースでのタイムアタックや、過酷なスポーツ走行・サーキット走行を主に楽しむオーナーには、市販のストリートオイルの許容限界を超える極限の油膜保持力と耐熱性能が要求されます。レブリミットを連続使用するような過酷な環境では、油温は容易に120℃を超え、通常のオイルでは動粘度が著しく低下してメタル焼き付きや熱ダレを起こすリスクが跳ね上がります。このような過酷な条件下では、特殊エステルPAOポリアルファオレフィン)などの最高級ベースオイルを贅沢に配合したTAKMOのフラッグシップであるX-TREMEシリーズ(5W-50 や 10W-60)」の出番となります。ガンメタリック色ベースのデザインに違わぬレーシングスペックの超強靭なせん断安定性により、超高温下でも動粘度をがっちり維持。ピストン摺動部やクランクメタル、動弁系に超強靭な油膜を形成し、エンジンの保護力を大幅に強化して本来の限界パフォーマンスを安全に引き出すことができます。

また、NSXの強烈な高回転ギヤチェンジを受け止めるマニュアルトランスミッション、およびミッドシップ特有のトラクションを支えるデファレンシャルギアの保護には、耐極圧性に優れた茶色ベースのMULTI GEARシリーズ(75W-90など)を組み合わせることで、確実なギヤ保護とスムーズな変速フィールを実現します。なお、オーナー様が日々の通勤などのセカンドカーとして所有されている最新のエコカーやハイブリッド車には、極限までフリクションを減らし低燃費に貢献する緑色ベースのHYBRIDシリーズ(0W-16など)が適しています。

 

私たちTAKMOカープロテクションズが何よりも大切にしているのは、製品を通じて ”クルマ好き of カーライフを豊かに ” という確固たる理念を具現化することです。アクセルペダルを踏み込んだ瞬間に弾ける乾いたエキゾーストノート、ステアリングを通じて手のひらに伝わる滑らかな回転フィール、そしてどこまでも安心して愛車と走り続けられる歓び。それらすべての感動的な体験を支えるために、徹底された ”愛車を守る品質。” へのこだわりを私たちは貫き通しています。

日本の過酷な夏季酷暑における「粘度アップ」のリスクマネジメント

近年における日本の夏の気候は、連日のように最高気温が35℃を超える猛暑日となり、時に40℃に迫る過酷な熱環境が常態化しています。このような過酷な外気温環境下では、自動車の冷却系(ラジエーターなど)による排熱効率が著しく低下し、クランクケース内のエンジンオイル温度も通常走行時に比べて異常に上昇します。流体潤滑の法則において、油温の上昇はオイルの動粘度の低下(油膜の薄格化)を意味します。特にC32Bのような超高回転型パワーユニットでは、高温時の油膜切れが致命的な金属焼き付きに直結する危険性があります。そのため、夏季の間だけ指定粘度よりも動粘度特性を一段階引き上げる「粘度アップ(例:5W-30から5W-40、スポーツ走行時は10W-55や5W-50への変更)」を行うことは、物理的な油膜の厚みを担保し、過酷な熱ダメージから愛車を守り抜くための、非常に論理的で有効なリスクマネジメントとなります。

シリーズ名 推奨粘度 主な適合シーン・特徴
HIGH QUALITY 5W-30 日常の街乗り、通勤、通常走行。低い粘性抵抗によりC32Bのスムーズな始動と省燃費性を高度に両立。
マイクロチタン 5W-40
10W-55
走行距離10万キロ以上の過走行車、週末のドライブ、軽いスポーツ走行。液状化チタン分子がナノレベルの強固な自己修復膜を形成。
X-TREME 5W-50
10W-60
本格的なサーキット走行、タイムアタック、ハードチューニング車両。超高温下でも高い油膜保持力と卓越した剪断安定性を誇るレーシングスペック。
MULTI GEAR 75W-90 等 マニュアルトランスミッション、およびデファレンシャルギア専用。優れた耐極圧性で高負荷からギヤの金属摩耗を防止。
HYBRID 0W-16
0W-20
セカンドカー等の低粘度指定ハイブリッド車、エコカー専用。極限まで流体抵抗を減らし、各車両の持つ省燃費ポテンシャルを限界追求。

TAKMOカープロテクションズが世界に誇る高性能な全合成エンジンオイルおよび各種プレミアムケミカル製品は、公式オンラインストアでのダイレクトなWEB通販に加え、トヨタ系の有名総合カー用品専門店であるジェームスhttps://www.jms-car.com/)」の全国約90店舗の店頭でも広くお買い求めいただけます。プロの厳しい目で選定された安心の実店舗ネットワークを通じて、多くのクルマ好きの皆様へ最高峰のプロテクションを安心とともにお届けしております。ぜひお近くのジェームス店へ足を運び、その圧倒的な保護性能と良心的なプライスを実際にご体感ください。

 

「TAKUMI(伝統の技術)」から「Modernization(近代化)」へ

 

私たちの新たなブランドキャッチコピーである「Car Protections(カープロテクションズ)」は、モーターオイルというエンジンの内部保護から、今回発売した「Premium Glass Coat」によるボディの外部保護まで、愛車をトータルで守り抜くという決意の表れです。

 

あなたの愛車に最適なオイルを見つけませんか?

「私の車、この走行距離ならどの性状を重視すべき?」
そんな疑問があれば、ぜひTAKMO公式サイトからお気軽にお問い合わせください。

開発チームが、あなたの車種と走行スタイルに合わせた「究極の1缶」をアドバイスします。

 

 

TAKMO(旧TAKUMIモーターオイル)では、レース用から街乗り用、旧車用まで豊富なラインナップで、お客様の好みに合うエンジンオイル・ギアオイルを各種取り揃えています。

 

【ラインナップの一部をご紹介】

MICRO TITANIUM MELT(マイクロチタン)シリーズ

5W-30/5W-40/10W-55/15W-60

マイクロチタンシリーズは、高品質なベースオイル贅沢に使用し、スポーツ走行からサーキット走行まで耐えうる性能を与えられています。そこに更にマイクロチタン技術によるエンジン保護性能をプラスし、耐久性の向上をも達成。
そのフィーリングは、日常のドライブから長距離クルージングまで、エンジンの「上質さ」を極限まで高め「究極のしなやかさ」を目指したオイルです。高性能エンジンオイル+マイクロチタンによる潤滑性能とエンジン内部クリーニング作用をプラス。愛車を気持ちよく、長く乗りたいユーザー様やハイスペックなお車にお乗りのユーザー様に最適なエンジンオイルです。

 

 

X-TREMEシリーズ(高粘度エンジンオイル)

0W-40/5W-50/10W-40/10W-60

高回転を多用する乗り方、スポーツカーでサーキットを攻める!という方は、燃費よりもパワーが出せ、かつエンジン潤滑保護力が高い高粘度エンジンオイルがお勧めです。ハイパワー車、高性能車、サーキット走行に求められる「極限の純粋な力」追求したモデル。
愛車本来のエンジンパフォーマンスを発揮したい方に最適です。省燃費性能や強い清浄作用をお求めの方には不向きです。

高粘度というのも、あくまでSAE粘度10~20番アップが限界だと考えてください。それ以上の硬いオイルを使用するとオイルの粘度にエンジンパワーが負けてしまい、エンジン回転数の上昇が遅くなりクルマが重く感じるようになります。

5W-30 → 5W-50 or  10W-40  or  10W-50

もちろん、チューニングを施して、エンジンパワーを上げている車両はこの限りではありません。

 

 

0W-16/0W-20/0W-30 (低粘度エンジンオイル)

燃費を重視する乗り方や、始動性が気になる方、国産の高年式スポーツカー(メーカー指定粘度が0W-16/0W-20/0W-30)にお乗りの方は、こちらの低粘度エンジンオイルであるHYBRIDシリーズがお勧めになります。
新型車はぞくぞくと0W-20の粘度指定が増えています。0W-16や0W-20で物足りなさや低粘度すぎる!と感じられる方には、0W-30がお勧めとなります。

ちなみに、HYBRID(ハイブリッド)と言うネーミングですが、ハイブリッド車用と言う訳ではなく、2種類のベースオイル(Gr.3+Gr.4)にハイブリッド処理を行い、製品化したことから名付けられました。ハイブリッド車以外にも使用できます。
また、アメリカ石油協会が認証する世界的なエンジンオイル規格である【API規格】を正式に取得しており、安心してご使用になれます。

 

 

HIGH QUALITYシリーズ(中粘度エンジンオイル)

5W-20/5W-30/5W-40/10W-40

普段は街乗りでサーキットには行かないけど、たまにアクセル多めに踏むよ、という方で、コスパの良い高品質な「万能スペック」エンジンオイルを使いたい!というユーザー様へ最適なエンジンオイルです。
エンジンオイルに求められる性能をバランスよく配合しており、粘度ラインナップも豊富なため、ご自身のおクルマに最適な選択が可能です。
HYBRIDシリーズ同様に、アメリカ石油協会が認証する世界的なエンジンオイル規格である【API規格】を正式に取得しており、安心してご使用になれます。

当社の主力製品でもあります。

「解説は読んだけど、やっぱり自分で選択するのは不安だ…!」という方へ!

 

 

TAKMO(旧TAKUMIモータオイル)では皆さまに合ったオイルや添加剤に関するアドバイスを受け付けております。

 

こちらのリンク【適正オイルのご質問】よりお気軽にお問合せください。

 

TAKMO(旧TAKUMIモータオイル)では、高性能ギアオイルもご用意しております。

 

 

 

MULTI GEAR / RACING GEARシリーズ

75W-90/75W-140/85W-140

一般走行からスポーツ走行まで使用可能なMULTI GEAR シリーズは、主にマニュアルトランスミッションに使用される【GL-4規格】と、主にディファレンシャルギアやトランスファーギアに使用される【GL-5規格】をラインナップ。製品容量も使用しやすい2L缶をご用意しております。
また、より過酷なモータースポーツに使用される方のために、RACING GEAR シリーズもご用意。より高粘度かつ極圧性能を高めたモデルであり「75W-140」と「85W-140」をラインナップしています。用途に合わせての選択が可能です。

 

 

他にも更に

TAKMOケミカルシリーズ

”愛車を守る品質。” の各種添加剤をラインナップ。エンジンオイルや燃料に添加剤を使用することで、ご自身の好みや目的に合わせてエンジンオイルをチューニングすることが可能です。DIYでのクルマいじりの楽しみも増えます。

 

 

TAKMOモーターバイクオイル

TAKMOでは、2輪バイク用のオイルも人気。JASO(日本自動車技術会)が定めた4サイクル二輪車用エンジンオイルの規格であるMA2規格を正式認証しています。マニュアルトランスミッションの2輪バイクに採用される湿式クラッチ搭載車に適しており、高性能な【MA2規格】と一般向けの【MA規格】に分類されますが、TAKMOではより高性能な【MA2規格】を採用しています。
粘度ラインナップはカブなどの小型バイク用に「GP RIDER 5W-30」、中型~大型バイクのツーリング用途に「GP PREMIUM 10W-40」、中型~大型バイクのスポーツ走行向けに「GP RACING 10W-50」をご用意しています。TAKMOは、あらゆるライディングシーンに応えていきます。

 

 

【解説動画】初心者向け〈エンジンオイルの基礎知識〉

 

あなたの愛車に最適なオイルを見つけませんか?

「私の車、この走行距離ならどの性状を重視すべき?」
そんな疑問があれば、ぜひTAKMO公式サイトからお気軽にお問い合わせください。

開発チームが、あなたの車種と走行スタイルに合わせた「究極の1缶」をアドバイスします。

 

© 2026 TAKMO Brand – Engineered for Performance.

 

最近の記事
人気記事
基礎知識
  1. レガシィBP5(EJ20)の寿命を延ばす!TAKMOオイル最適選定

  2. ナフサ不足と原油の壁!エンジンオイル製造の裏側を専門家が解説

  3. インプレッサGRB(EJ20)の真価を引出すTAKMOオイル選定

  4. GR86(ZN8)/BRZ(ZD8)のFA24型エンジンを極める!走行別オイル選びの完全ガイド

  5. R34スカイライン(RB25DET)の寿命を延ばす!TAKMOオイル最適選定

  1. 【2026年4月26日】現在のイラン情勢とエンジンオイルについて

  2. 【代用不可】DH-2規格オイル不足に伴う【DL-1規格】代用の致命的なリスクと真実。

  3. 2026年API規格の進化とは?SP規格から最新【SQ規格】へのバトンタッチ

  4. 【供給不足】2026年4月現在の状況と合わせて読みたい。ディーゼルエンジンの守護神【DH-2規格】の完全解説。

  5. 【プロが断言】新車1000kmでのオイル交換は必要?「慣らし運転」の真実と鉄粉のリスク

  1. LSDの種類を徹底比較!オープン・トルセン・機械式の違いと”愛車を守る品質。”を維持するメンテナンス術

  2. エンジンオイルメーカーが創る【プレミアムガラスコーティング3000】の正体と想い

  3. TAKMO(旧:TAKUMIモーターオイル)、みんカラ「2025年 年間大賞」3部門受賞

  4. 【知っておきたい】エンジンオイルの交換時期の正解とは?

  5. 高性能エンジンオイルX-TREMEシリーズはなぜ最新規格ではない?

関連記事