決勝当日はスターティンググリッドへの試走が始まる1時間半前くらいから雨が降り出しました。その後、雨は止みましたが、鈴鹿サーキットのレーシングコースはウェットコンディションのまま、決勝のスタートを迎えることになり、各チームはタイヤの選択に悩まされます。
ST-Zクラスは、ライバル勢がスタートにプロのレーシングドライバーを起用し、リスクがあることを覚悟のうえでスリックタイヤを選択するチームが大部分を占めました。一方、#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4は、ジェントルマンドライバーである山脇がスタートを担当。そのため、できるだけリスクを避けたかったのと、ウェットコンディションが長引けば逆転のチャンスもあるとみて、レインタイヤを選択しました。
1周のフォーメーションラップのあと、11時50分にスタートした決勝レースは、その直後の2周目、スピンによりピットレーン入口で停車するマシンが現れFCYが導入されます。これにより約5分が費やされ、#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4はレインタイヤを履くメリットを奪われ、さらにレースリスタート後も、思いのほか路面コンディションの回復が早かったことなどにより、5周目にはクラス最下位の13番手までポジションを落としています。
やむなく、6周目を終えたところでチームは山脇の乗る#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4をピットに呼び戻し、スリックタイヤに交換してコースへと送り出しました。これにより#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4はトップから2分強、ほぼ1周のギャップが生じてしまいました。