第5戦〜怒濤の追い上げ5位でフィニッシュ~

Hitotsuyama Racingは、2024年9月28日〜29日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されたENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE 第5戦「SUZUKA S耐」のST-Zクラスに参戦しました。

ウェットコンディションのもとレインタイヤでスタートした#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4は、思いのほか早く路面がドライコンディションに回復したことから、一時はクラス最下位の13番手までポジションを落としましたが、スリックタイヤに交換後は、4名のドライバーが素晴らしいパフォーマンスを見せ、最終的には5位でフィニッシュしました。

公式予選

今シーズンからマシンをMercedes-AMG GT4に変更してST-Zクラスに挑んでいるHitotsuyama Racing。第3戦のオートポリス、第4戦のもてぎではともに4位でフィニッシュするなど、マシンに対する理解度が深まり、表彰台獲得への期待が高まっています。

チームの士気が上がるなか、レギュラーの4ドライバー体制でこの鈴鹿の5時間耐久レースに臨みました。改めてその顔ぶれを紹介すると、A:山脇大輔、B:ショーン・ウォーキンショー、C:ジェームス・プル、D:川端伸太朗の4名です。

予選前日の27日には専有走行が行われ、#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4はウォーキンショーが2分13秒783のクラス2番手タイムをマークし、マシンの仕上がりの良さをアピールします。そして28日、くもり空のもと、まずは14時25分からST-Zクラスを含むグループ1のAドライバーが20分間の予選に挑み、21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4をドライブする山脇が、3周目に2分15秒463をマークしました。

続いて15時25分にはグループ1のBドライバー予選が始まり、ウォーキンショーが3周目に叩き出した2分12秒227がベストタイムに。

AドライバーとBドライバーの合算タイム順で決まる決勝レースのスターティンググリッドは、山脇とウォーキンショーの合算タイムがクラス9番手となり、総合17番手からのスタートに決まりました。

決勝

決勝当日はスターティンググリッドへの試走が始まる1時間半前くらいから雨が降り出しました。その後、雨は止みましたが、鈴鹿サーキットのレーシングコースはウェットコンディションのまま、決勝のスタートを迎えることになり、各チームはタイヤの選択に悩まされます。

ST-Zクラスは、ライバル勢がスタートにプロのレーシングドライバーを起用し、リスクがあることを覚悟のうえでスリックタイヤを選択するチームが大部分を占めました。一方、#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4は、ジェントルマンドライバーである山脇がスタートを担当。そのため、できるだけリスクを避けたかったのと、ウェットコンディションが長引けば逆転のチャンスもあるとみて、レインタイヤを選択しました。

1周のフォーメーションラップのあと、11時50分にスタートした決勝レースは、その直後の2周目、スピンによりピットレーン入口で停車するマシンが現れFCYが導入されます。これにより約5分が費やされ、#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4はレインタイヤを履くメリットを奪われ、さらにレースリスタート後も、思いのほか路面コンディションの回復が早かったことなどにより、5周目にはクラス最下位の13番手までポジションを落としています。

やむなく、6周目を終えたところでチームは山脇の乗る#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4をピットに呼び戻し、スリックタイヤに交換してコースへと送り出しました。これにより#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4はトップから2分強、ほぼ1周のギャップが生じてしまいました。

ここから#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4は反撃を開始。難しい路面コンディションのもと、山脇はライバルのプロドライバーに迫る2分18秒台を連発する走りで無事に30周を終えると、続くプルも、ほぼクラストップの速さを見せ、12番手から8番手にポジションアップを果たします。

64周を終えたところでウォーキンショーにドライバー交替すると、#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4はさらに勢いづき、クラス5番手まで浮上。102周を終えたところでピットストップを行い、最後のスティントを川端に託しました。

クラス6番手でコースに戻った川端は、ゴールまで残り15分というところで5位にポジションを上げ、約59秒先を走る4位の#52 埼玉 GB GR Supra GT4との差を詰めていきました。最後は4位まで51秒まで迫りましたが5番手のままフィニッシュ。その後、#52 埼玉 GB GR Supra GT4に40秒のタイムペナルティが科されたため、2台のギャップは実質11秒に縮まりましたが順位は変わらず、クラス5位が決まりました。

スタートのタイヤ選択で苦しみ、残念ながら表彰台はまたもお預けになりましたが、ドライバーのパフォーマンスも、チームの実力も着実に進化していることが確認できた今回のレース。次戦の岡山ではいまの実力に見合う結果を残すべく表彰台を狙いますので、引き続き、皆さんの応援をよろしくお願いいたします。

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