エンジンオイルの粘度と選び方

エンジンオイルの粘度と選び方

|愛車にぴったりなオイルはどれだろう?

自分のクルマに最適なエンジンオイルって迷いますね。世の中にはたくさんのエンジンオイルが存在していて、様々な粘度があります。どれを選べばいいのでしょうか。

まずはエンジンオイルの基本的な選び方をご紹介します。

 

1.愛車の新車充填時のエンジンオイル粘度を確認する

これは自動車の取扱説明書やインターネットで検索することで確認できます。

オイルの粘度は、『5W-30』のように表記されています。これをSAE粘度と言います。
SAE粘度はアメリカのSAE INTERNATIONALという団体が定める規格であり、自動車用エンジンオイルの粘度規格としては、広く世界に使われています。

『5W-30』の表記内のWは『Winter Grade』のWであり、低温冷間時(エンジンスタート時)の粘度数値を、ここでは『5』で示しています。この数値が低い方が始動性はよくなります(柔らかいオイル)。

次の数値の『30』は、エンジンが温まった状態のエンジンオイル粘度を示しており、ここでも数値が高い方が粘度の高い粘り気のあるオイル、低い方が粘度の低いサラサラとしたオイルとなります。

 

 

2.愛車の年式や走行距離を考えてみる

新車充填時のエンジンオイル粘度が『5W-30』であっても、10年10万Km程度を走行していると、エンジン内部のクリアランス(可動部分の隙間の大きさ)が金属摩耗によって大きくなっている場合があります。エンジンオイルの5大役割のひとつに燃焼室の気密保持がありますが、クリアランスが拡大したエンジンに対して、新車時のエンジンオイルは粘度不足になっています。

そういった場合は、エンジンオイルの粘度をひとつ上げることで、燃焼室の気密保持性能を確保でき、エンジンパワーのロスを防ぎ、愛車が元気に走れるようになります。

高温側のSAE粘度をひとつ(数字で10単位)上げた例

5W-30 → 5W-40

 

基本的に新車充填時のエンジンオイル粘度を、より低い(やわらかい)方へ変更することは推奨できません。先程とは逆の現象として、燃焼室内の気密保持性能の低下、エンジンオイルが燃焼室内に入り燃えることもあり、エンジンパワーの低下などの悪影響が考えられるからです。

 

3.愛車の乗り方、使い方を考えてみる

同じ年式の同じ車種でも乗り方や使い方は、千差万別ですね。早朝の通勤で5Kmくらい乗る方も、毎日高速道路で100Kmの連続走行をする方もいらっしゃいます。信号待ちからのスタートで5000回転まで引っ張る方もいるかも知れません。

燃費を重視した街乗りであるならば、前述の話を考慮した上で、できるだけ低粘度のオイルが燃費に貢献しますね。

 

 

低粘度エンジンオイル(例)

TAKUMI HYBRID シリーズ 0W-20/0W-30

 

高回転を多用する乗り方、スポーツカーで峠を攻める!という方は、燃費よりもパワーを出せる高粘度のオイルがいいかも知れません。

高粘度オイル(例)

TAKUMI  X-TREMEシリーズ 0W-40/5W-50/10W-40/10W-60

高粘度というのも、あくまでSAE粘度10~20番アップが限界だと考えてください。それ以上の硬いオイルを使用するとオイルの粘度にエンジンパワーが負けてしまい、エンジン回転数の上昇が遅くなりクルマが重く感じるようになります。

5W-30 → 5W-50 or 10W-40 or 10W-50

もちろん、チューニングを施して、エンジンパワーを上げている車両はこの限りではありません。

 

以上の3つのことを総合的に考えて、使用するエンジンオイルの粘度を決定していきましょう。あくまで、車種、年式、走行距離、ご自身のライフスタイルやドライビングスタイルによって選び方は自由です。色々なエンジンオイルを試してみて、ご自身のフィーリングに合うものが一番だと思います。

ちなみに、サーキットには行かないけど高品質なオイルを使いたい!というユーザー様は、こちらがお勧めです。

TAKUMI HIGH QUALITYシリーズ 5W-20/5W-30/5W-40/10W-30/10W-40

 

最後に、W側の数値はその名の通り、冷間時の始動性に影響しますので、冬場は5W-、夏場は10W-、という様に季節によって使い分けていらっしゃる方もいます。低温側の数値と高温側の数値の間が大きければ大きいほど、オイルの製造は難しくなり製造コスト(商品価格)は高くなります。いたずらにワイドレンジのオイルを選択するのではなく、使用環境を考慮して粘度選びをすることで、最適なオイルが安く購入できることになりますね。

エンジンオイルの粘度と選び方に関する解説は、如何でしたでしょうか。エンジンオイルの粘度は低温側と高温側と2つあり、選び方の基本を押さえることで、て柔軟に選ぶことができますね。これも私たちクルマ好きの楽しみのひとつですね。