エンジンオイルの交換方法
|エンジンオイルの交換方法〔下抜き編〕
ネット通販専門のTAKUMIモーターオイルでは、お客様ご自身でオイル交換を行う方がほとんどですね。中には持ち込みOKな整備工場さんもいらっしゃいますが、せっかくお得に購入したエンジンオイルですので、自分でオイル交換に挑戦するのも価値ありです。
一度覚えてしまえば、とても簡単ですよ。
ここでは、一般的なエンジンオイル交換方法である、オイルパン下部から使用済みエンジンオイルを排出して交換する『下抜き』を解説します。
1.まずはボンネットを開けましょう。ボンネットオープナーは車内運転席の右側足元などにあります。この時点でエンジン上部についているオイルフィラーキャップ(エンジンオイルを充填する入り口)を緩めておきます。
2.次に、車体下部のジャッキアップポイントを探し、ジャッキをかけ、ジャッキアップしていきます(車体が傾いて慣れないと怖い感じです)。
3. 車体下部に身体が入る高さまで来たら、安全のためにウマ(リジットラック)を2本使用します。ウマを入れた後に、ジャッキを緩め、ウマに車体の荷重をかけるようにしてください。
4. エンジン下部にオイルパンがあり、その下側にドレン(排出口)がありますので、使用済みエンジンオイルの受け皿として、平らなプラスチックトレーやエンジンオイルの処理箱(使用の可否は自治体により差があります)を用意しましょう。
5. いよいよ使用済みエンジンオイルを抜きます。エンジン下部にオイルパンがあり、その下側にドレンプラグ(排出口プラグ=ネジ)がありますので、メガネレンチ(14mm~17mmが多いですね)で緩めていきましょう。
6. 緩んで来た時点でエンジンオイルが漏れてきますので、手にかかってもいいようにビニール手袋の着用がお勧めです。
7.ドレンボルトを完全に外します。このとき、オイルで滑りやすくなっていますので、落とさないように気を付けましょう。
8.使用済みエンジンオイルが完全に抜け落ちるまでしばらく待ちます。この待ち時間に、次に充填する新品エンジンオイルの準備をしておきましょう。必要な容量は、自動車の取扱説明書で確認しておきます。
9. 使用済みエンジンオイルがもう抜け落ちてこないことを確認して(ポタポタ落ちるくらいは残ります)、ドレンプラグを装着し締めつけます。この時、ドレンプラグについていた銅パッキンは新品に交換しておくとベターです。
10.ウマを外し、ジャッキダウンしていきます。エンジンオイルを充填する時は、車体を水平に戻しておく必要があります。
11. 新品エンジンオイルを上から入れていきます。この時は何とも言えず気持ちがいいものです。※入れすぎは調整に手間がかかりますので、どちらかと言うと不足気味に充填しましょう。
12. 規定の容量を入れ終わったら、オイルフィラーキャップをしっかり締め、エンジンスタート!
13. 1分間ほどアイドリングを行い、エンジンオイルをエンジン全体に循環させます。
14. エンジンを切り、エンジン側面から出ているオイルゲージで、エンジンオイルの量が適正か確認をします。
15. エンジンオイルの量が不足している場合は、オイルフィラーキャップから不足分を継ぎ足していきます。
これでエンジンオイル交換の手順は終了です。再びエンジンスタートし、走ってみてください。すごく気分が良くなります。自分の手でオイル交換すると愛車への愛着もますます大きくなりますね。
※使用済みのエンジンオイルは自治体のルールに従って、適切に廃棄処分しましょう。
慣れてきますと、20分~30分程度で出来るようになります。今後、オイルエレメント(オイルフィルター)の交換方法や、ギアオイル、デフオイルの交換方法も順番に解説していきたいと思います。