X-TREMEはなぜ最新規格ではない?
豊富なラインナップを誇るTAKUMIモーターオイルの中でも、X-TREMEシリーズは本格的なサーキット走行やレースに対応するエンジンオイルとして開発されています。スポーツカーやターボ車、高回転型N/Aエンジンにお乗りのお客様も多くいらっしゃいます。
そんな過酷な環境で使用されるエンジンオイルなのに、なぜAPI規格の中でも最新の『SP規格』に準拠していないのでしょうか?
外国スポーツカーメーカーの言うように最新こそ最良!という考え方もありますが、どちらかと言えば少数派であるサーキット走行をするエンジンに向けて進化した規格ではないからです。
SP規格のコラムでも詳しく解説していますが、SP規格は以下の3つを重視してアップグレードされた規格なのです。
1.省燃費性能
2.LSPI対応
3. タイミングチェーンの摩耗抑制
冒頭で述べました通り、X-TREMEシリーズはスポーツ走行やサーキット走行をターゲットに開発されたエンジンオイルです、高温高負荷の連続運転環境でも耐えうる油膜保持性能や潤滑性能、冷却性能などが求められます。必然的にSAE粘度としては高粘度になる傾向があります。
もうおわかりだと思いますが、省燃費性能を追求することはエンジンオイルの低粘度化を意味します。従って、X-TREMEシリーズでSP規格を取得しようとすると、それはもうスポーツ走行用のエンジンオイルにはならないのです。
このような理由から、X-TREMEシリーズはあえて最新のSP規格を取得することなく、独自の処方でスポーツ走行やサーキット走行を楽しむお客様のために作られています。
SP規格オイルの粘度をよく見ますと低粘度オイルばかりですね。SP規格が認められるエンジンオイル粘度は、
0W-16
0W-20
0W-30
5W-20
5W-30
5W-40
10W-30
10W-40
の8種類に限定されています。これらの粘度はTAKUMIモーターオイルでは、【HYBRIDシリーズ】と【HIGH QUALITYシリーズ】にラインナップされていますので、気になる方はチェックしてみてください。
▼HYBRIDシリーズ▼
▼HIGH QUALITYシリーズ▼
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